スタートアップのWebサービス立ち上げにはGCPがオススメな理由5選
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近年、あらゆるサービスのクラウド化が進み、Webサービスが広く普及しています。Webサービスを提供するのは大企業だけに限った話ではなく、スタートアップのベンチャー企業が大成功をおさめるケースも珍しくありません。
しかし、スタートアップがWebサービスをゼロから立ち上げることは、容易ではありません。質の高いサービスを継続的に提供するために、たくさんのものを準備する必要があります。
本記事では、スタートアップがWebサービスを立ち上げるために必要なものをご紹介します。加えて、開発環境としてGCPがオススメな理由も詳しく解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
Webサービス立ち上げに必要なもの
全体計画の策定
Webサービスを立ち上げるためには、はじめに全体計画を策定する必要があります。見切り発車で立ち上げをスタートしても、思うような結果を得ることはできません。
- どのようなサービスにするか?
- ターゲット層をどこに絞るか?
- スケジュール感はどうするか?
上記はあくまで一例ですが、このようなサービス立ち上げの事前準備が大切です。計画を立てない場合、作業と同時並行で方向性やスケジュールを考えることになります。これでは、急な方向修正に対応できませんし、考えながら進めていくことで作業効率も下がってしまいます。
一方で、あらかじめ計画を立てておけば、あとはスケジュール通りに進めていくだけです。結果として、短期間で効率的にWebサービスを立ち上げることができますので、綿密に計画を立てておきましょう。
サービス開発の設計書と開発者
Webサービスを立ち上げるにあたり、当然ながらサービスそのものを開発しなければなりません。開発とは、日頃の業務を仕組み化するためのシステムやソフトウェアを構築するための一連の作業のことです。
例えば、実績管理をシステム化したり、ECサイトを構築したり、会社ごとに開発の内容は多岐にわたります。一般的にサービス開発は以下の流れとなっており、チームで分担しながら作業していきます。
- 要件定義
- 外部設計
- 内部設計
- プログラミング
- テスト(検証)
- リリース
- 運用・サポート
自社でサービス開発を行なうためには、知識を持ったエンジニアやプログラマーが必要不可欠です。開発会社へ委託する選択肢もありますが、自社での立ち上げを目指している場合には、人材の確保も忘れないようにしてください。
チーム編成やメンバー集めに関して参考になる記事も合わせて記載しておきますので、よければご覧ください。
優れた開発チームが成功の鍵!ITシステム開発のチーム編成方法と新規メンバーの調達方法とは?
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開発プラットフォーム
Webサービスを開発するための環境として、クラウドプラットフォームが必要になります。オンプレミスのサーバーで開発することも可能ですが、現在はクラウドプラットフォームの利用が主流になっています。
オンプレミスの場合、サーバーリソースが定められているため、事業スケールに柔軟に対応することができません。一方、クラウド型であれば、自社の要件に合わせて利用幅を自由に変更可能であり、変化する要件に対して迅速に対応することができます。
また、クラウド型はリモートで管理ができるため、エンジニアが会社に常駐する必要もなく、ニューノーマル時代に適したプラットフォームの在り方だと言えます。
オンプレミスとクラウドの違いについて詳しく知りたい方におすすめな記事は以下です。
オンプレミスとクラウドの違いとは?メリット&デメリット、移行の注意点も解説
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保守・運用
Webサービスをリリースした後は、保守・運用を行なう必要があります。自社のサービスが正常に稼働しているかをチェックし、トラブルやアップデートへの対応も求められます。以下、保守と運用の具体的な作業内容の一例です。
種別 | 作業内容 |
---|---|
保守 | ・サーバの起動・停止 ・アプリケーション操作 ・データのバックアップ ・セキュリティ監視 |
運用 | ・システムアップデート ・不具合の原因調査(修正・復旧) ・新プログラムの導入 |
Webサービスを立ち上げて終わる訳ではなく、提供後の保守・運用までを見据えた、長期的な目線で準備を進めていく必要があります。
Webサービス立ち上げに必要なものがわかったと思いますので、必要なものの一つの開発プラットフォームである「GCP」について以下で解説します。
GCP(Google Cloud Platform)とは?
GCPは『Google Cloud Platform』というサービスの略称です。GmailやYouTubeなど、Googleが自社サービスのために構築したインフラを、開発者に提供しているクラウド型のプラットフォームサービスです。
Googleが作成したハードウェアとソフトウェアで構築されたパワフルなデータセンターと、世界中に張り巡らしたGoogleのファイバーネットワークを利用してシステムを構築することができ、自社でインフラを構築するよりも、イニシャルコストとランニングコストを抑えることができます。
GCPは世界中で利用されており、日本国内でも多くの有名企業が導入しています。Google公式HPにGCPの利用事例が掲載されています。
GCPについて、詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
GCP の特徴とサービス概要について
スタートアップにGCPがオススメな理由5選
リソースサイズのカスタマイズ性が高い
スタートアップの場合、リソースサイズのカスタマイズ性は重要なポイントです。立ち上げたサービスがせっかく軌道に乗ってきたのに、リソースの問題でスケールできないのは勿体ないですよね。
例えば、Amazonが提供しているAWSの場合、メモリやOSは固定化されており、あらかじめ決められたリソースサイズの中で運用する必要があります。一方、GCPであれば、メモリやOSを自由にカスタマイズ可能なため、自社の状況に合わせて、リソースサイズを柔軟に変更することができます。
スタートアップは変化の波が激しく、経営状況によって必要リソースが大きく上下します。そのため、柔軟にリソースサイズをカスタマイズして運用できる点は、GCPの大きなメリットであると言えます。
サービスのPDCAを高速で回せる
スタートアップにとって、サービスリリース後のユーザー反応は大切なデータですよね。GCPには『BigQuery』というビッグデータ解析サービスが搭載されており、膨大な量のデータを瞬時に解析し、結果を返してくれます。
BigQueryで分析したデータにより、ユーザーの反応を素早く可視化し、その結果をもとに次のアクションを考えることができます。つまり、BigQueryを活用することで、マーケティングに活用できるデータを安価に取得することができ、自社サービスのPDCAを高速で回すことが可能になります。
【BigQueryに関する記事】
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クラウド上の他サービスと連携ができる
GCPは柔軟な設計ゆえ、クラウド上の他サービスと連携することができます。G SuiteなどのGoogle系サービスはもちろんのこと、それ以外でも自社の要件に合わせて、さまざまなサービスと連携が可能です。
GCP単体でもあらゆることを実践できますが、『どうしても残しておきたい他クラウドサービスがある』というケースも充分に想定されます。そのような場合でも、GCPなら柔軟なサービス連携が可能であり、さらに利便性の高い運用を実現することができます。
高い可用性を維持することができる
GCPは、月間60億時間分の動画を再生するYouTubeや、10億人のユーザーが利用しているGmailと同じインフラをベースとしています。そのため、高速で安定したパフォーマンスとスケールを実現します。
また、GCPは第三者認証取得のハイレベルなセキュリティを備えており、「SSAE16 / ISAE 3402 Type II:SOC 2/SOC 3」「ISO 27001・FISMA Moderate」「PCI DSS v3.0」など、さまざまな年次監査を受けているため、安心して実業務に利用することができます。
Webサービスの立ち上げにあたり、プラットフォームが稼働停止してしまっては本末転倒です。高い可用性を維持しながら、Webサービスを運用できる点は、GCPの大きなメリットであると言えます。
プロの手厚いサポートを受けることができる
GCPには、Googleに認められたGoogle Cloudパートナー企業が存在します。パートナーからGCPを導入することで、プロの目線から手厚いサポートを受けることができます。
GCPは高機能なサービスであるが故に、使い方が分からず、プロジェクトが止まってしまうリスクもはらんでいます。そのようなときに、GCPの経験豊富な専門家から、直接アドバイスを受けられる点は、とても大きなメリットです。
パートナー企業はGCPトレーニングを行なっているケースも多くあります。スタートアップでは、はじめから優秀な人材が揃っていないケースも想定されるため、トレーニングを活用して、自社の知識レベルを上げることも一つの選択肢に入るでしょう。
まとめ
スタートアップのWebサービス立ち上げに、GCPがオススメな理由をご理解いただけましたでしょうか。Webサービスの立ち上げには、多くの準備が必要になります。
その中でも開発プラットフォームの選定はとても大切な要素です。自社の状況に合わせて、リソースサイズや機能をカスタマイズする必要があり、安定稼働を確保するための可用性も求められます。
GCPであれば、リソースサイズのカスタマイズや他クラウドサービスとの連携が実現でき、BigQueryを活用して、自社のマーケティングデータを取得することも可能です。また、パートナー企業と契約することで、プロの目線からGCP運用に関するアドバイスを受けることができます。
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