【経営者必見!】IT 化が進まないことによるリスクとは?進まない理由や推進するための方法まで徹底解説!
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近年、社会情勢は目まぐるしい変化を見せています。市場ニーズや社員の働き方は多様化し、企業は様々な変化に対応できる柔軟な経営基盤が求められています。
柔軟な経営を実現する上では「 IT 化」が欠かせません。 IT の力を活用することで自社の業務効率化や生産性向上を実現でき、磐石な企業体質を作り上げることができます。では、自社の IT 化が進まない場合、どのようなリスクが潜んでいるのでしょうか。
本記事では、企業の IT 化が進まないことによるリスクをご紹介します。あわせて、 IT 化が進まない理由や IT 化を推進するための方法もご説明しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
IT 化とは?
はじめに IT という言葉について、おさらいしておきましょう。 IT は「 Information Technology 」の略語であり、日本語では「情報技術」と呼ばれています。
近年、パソコンやスマートフォンは日常生活の中に溶け込み、インターネットを介して世界中の情報へ一瞬でアクセスできるようになりました。電気、ガス、水道と同じように、インターネット環境もまた社会インフラの一部と化しています。
このような状況を受けて、企業経営の在り方も徐々に変わりつつあります。 IT の発展や様々な新技術の登場に伴い、あらゆる変化に対応できる柔軟な経営基盤が求められるようになりました。
柔軟な経営を実現するためには「 IT 化」が必要不可欠です。 IT 化とは、従来アナログ(手作業)で実施していた業務をデジタル(自動作業)にシフトすることです。 IT 化を行うことで、自社の業務効率化や生産性向上など、多くのメリットを享受できます。
IT 化は、企業が生き残るための鍵であり、 IT 化の成否がそのまま自社の業績に直結するといっても過言ではありません。だからこそ、多くの企業が IT 化に対して真剣に取り組んでおり、コストをかけて自社の業務環境を整備しているというわけです。
IT 化が進まないことによるリスク
生産性の低下
IT 化が進まない場合のリスクとして、代表的なものが生産性の低下です。人力によるアナログ作業ばかりでは、効率的に業務を進めるには限界があります。例えば、 Excel を使ったデータ集計やレポート作成など、人の手では時間がかかりますし、ヒューマンエラーが発生する可能性もあります。
一方、 IT 化を進めている企業では、これらの作業を自動で行います。当然ながら手作業よりも早く完了しますし、決められたプログラムに沿って実行されるためヒューマンエラーも起きません。このように、 IT 化は自社の生産性に直結する重要なポイントです。
システムの制約
IT 化が進んでいない企業では、「レガシーシステム」を利用しているケースが多いです。レガシーシステムとは、導入から長い月日が経過し、新しい IT 技術に対応できなくなった古いシステムを意味する言葉です。
レガシーシステムは最新のサービスやソフトウェアに対応できないため、便利な機能を使えずに業務効率が下がり、結果として他社に遅れを取ってしまいます。個別開発により対応できることもありますが、多額のコストや長い開発期間を要するため、現実的ではありません。
このように、自社システムに制約が出てしまう点も IT 化が進まない場合の大きなリスクであると言えるでしょう。
レガシーシステムについては、以下の記事で詳しくご説明しています。
【古いシステムからの脱却を!】レガシーシステムが抱える5つの課題とは?
業務の下請け化
IT 化が進む現代においては、「仕事の上流工程を IT 企業が独占する」という構図が出来つつあります。これは業種業態に関わらず、ほぼすべてのビジネスシーンに共通すると言えるでしょう。
例えば、自社に IT を取り入れてインターネットから仕事を獲得した企業が、低価格で別の会社に外注するイメージです。 IT 化を進めていない企業は下請けにならざるを得ず、利益率の高いビジネスを獲得することはできません。
つまり、企業成長に向けたビジネスチャンスを掴むためにも、 IT 化は重要な意味を持っているということです。
DX への悪影響
DX はデジタルトランスフォーメーションの略語であり、「最新のデジタル技術を駆使した、デジタル化時代に対応するための企業変革」という意味の言葉です。経済産業省が DX に関するレポートを発表するなど、政府も推奨している大切な考え方です。
企業が存続するためには DX が不可欠と言われていますが、そもそも DX は IT 化が大前提となっている話です。つまり、 IT 化を進めないことには DX を実現できず、結果として市場競争で生き残ることはできません。自社の DX に取り組むための第一歩として、 IT 化が必要である点は理解しておきましょう。
DX については、以下の記事で詳しくご説明しています。
デジタルトランスフォーメーション(DX)とは?概要と5つの事例をご紹介!
IT 化が進まない理由
経営層の IT 不信
企業の経営層の中には、 IT に対して不信感を抱いている方も一部存在します。企業において、経営層の判断は会社全体の方向性に大きな影響を与えるため、まずは経営層が IT に対する理解を深めることが大切です。
もちろん IT 化をせずに手作業で行うべき業務もあります。しかし、自社の生産性を高めるためには「 IT は悪である」と決めつけるのではなく、「人が行うべき範囲」と「 IT 化すべき範囲」を冷静に判断し、会社全体における業務の最適化を図っていく必要があります。
IT 人材の不足
IT 化を進めるためには、自社の既存システムに詳しい IT 人材が必要です。しかし、そのような社員を育成することは簡単ではありませんし、知識がある人を即戦力で採用するためにはコストが発生します。
また、近年はシステム開発や保守・運用を外部企業に委託するケースも増えてきましたが、外部委託は便利である反面、その弊害として自社内にノウハウが蓄積されません。結果として、自社完結でシステム変革を進めるための体力をつけることができず、企業の IT 化が停滞してしまいます。
IT 化に伴う追加コスト
IT 化の必要性を感じていても、コスト面で二の足を踏んでしまう企業は多く存在します。新しいサービスやシステムの導入は費用対効果を事前に把握しづらく、本当に IT 化を進めるべきなのか判断できません。
言うまでもなく、追加コストは企業経営を圧迫する直接的な要因です。そのため、 IT 化に関する正しい知識を持っていない場合、経済的な側面から IT 化を断念するケースも少なくありません。
経営戦略の欠如
経営戦略の欠如は企業の IT 化を阻む要因になります。自社の戦略が定まっていなければ、優先すべきポイントを明確化できず、結果として IT 化を進めることもできません。
IT 化は最終的な目的ではなく、あくまで業務効率化や生産性向上を実現するための手段であることを忘れてはいけません。この点を認識しておかないと、 IT 化しても思うような効果を得られない可能性があります。
IT 化を推進するための方法
具体的なゴール・戦略を策定する
上述した通り、経営戦略が抽象的なままでは IT 化を進めることはできません。自社が目指すべきゴールを明確にして、逆算思考で具体的な戦略を策定していく必要があります。
ゴールと戦略が明確になれば、あとはスケジュールを立ててプロセスを具体化していくだけです。はじめの構想が成否を分けますので、妥協せずにじっくりと検討してください。
既存の業務環境を見える化する
効率的な IT 化を実現するためには、現在の業務環境を正しく理解することが大切です。現状を把握しないまま IT 化を進めても、思うような効果は得られません。
そのため、まずは自社の業務環境を見える化するところから始めてください。自社における IT 資産の現状分析を行ない、目的や機能に合わせて IT 化を進めていくことが大切です。
段階的に IT 化を進める
企業が IT 化を進める上ではコスト面がネックになるとご説明しましたが、実際にはそこまで大きな投資は必要ありません。大規模な IT 化の場合、数百万円単位のコストが発生するケースもありますが、部分的な IT 化であれば少額投資で済むケースも多いです。
そのため、まずは自社の現状を分析し、「最初にどの部分から IT 化を進めるべきか?」という優先順位を決めましょう。そして、段階的に IT 化を進めることで莫大な追加コストをかけることなく、自社の状況を踏まえながら徐々に IT 化を進めることができます。
クラウドサービスを活用する
IT 化と切り離せない存在が「クラウドサービス」です。クラウドは自社によるインフラ整備が不要なため初期投資がなく、スケーリング(サーバーなどの使用量を自由に増減すること)も自由自在であるため、柔軟な経営基盤を構築できます。
また、クラウドサービスは端末( PC やスマートフォンなど)や場所に依存せず、インターネットに繋がっていればいつでもどこでも使用できます。さらに、自社でサーバーを管理する必要がないため、運用工数を削減できる点も嬉しいポイントです。
このように、クラウドサービスには様々なメリットが存在します。変化の激しい現代においては、社員の働き方や市場ニーズが多様化しており、企業はあらゆる変化に対応できる柔軟な経営が求められています。 IT 化を進めるためには、まさにクラウドサービスは必要不可欠であると言えるでしょう。
クラウドベンダーに相談する
クラウドベンダーとは、クラウドサービスを提供している会社のことです。一口に「クラウドサービス」と言っても様々な種類が存在するため、 IT 化を進めたくても、選択肢が多すぎて迷ってしまう可能性があります。
そのような場合は、クラウドベンダーに相談しましょう。自社の現状や実現したいことをクラウドベンダーに伝えれば、経験豊富なプロの目線からアドバイスを受けることができます。相談自体は無料で受けられるケースが多いので、気軽にお問い合わせすることをオススメします。
クラウド利用なら Google Cloud がオススメ
数あるクラウドサービスの中でも、 IT 化を進めるなら Google Cloud がオススメです。 Google Cloud は Google が提供しているパブリッククラウドサービスです。
Google Cloud を利用することで、企業は様々なメリットを享受できます。本章では、 Google Cloud がオススメな理由をご説明します。
Google の成長性
世界の最先端を走る Google のテクノロジーは日々進化しています。 Google Cloud は、 Google が提供しているクラウドサービスのため、 Google の進化とともにサービス自体も成長し続けます。
新機能の追加やユーザビリティの向上が短いスパンで実施されるため、企業は常に最新のテクノロジーを自社の経営に活かすことができます。このように、 Google のインフラを自由に使い倒せる点は、企業が IT 化を進める上で大きなメリットになります。
コスト管理がしやすい
Google Cloud はクラウド100%で提供されるサービスのため、初期費用は一切かかりません。月額料金は「従量課金制」であり、毎月一定額を支払うのではなく、利用した分だけ料金が発生します。
そのため、余計なコストが発生する心配はなく、自社の状況に合わせてサービスを利用することができます。 Google のインフラを利用できるという機能面でのメリットに加えて、発生するコストを管理しやすい点も Google Cloud の魅力のひとつです。
セキュリティレベルが高い
Google Cloud は第三者認証取得のハイレベルなセキュリティを備えており、「 SSAE 16 / ISAE 3402 Type II:SOC 2/SOC 3」「 ISO 27001・FISMA Moderate 」「 PCI DSS v3.0」など、多くの年次監査を受けているため、安心して実業務に利用することができます。
IT 化を進める上でセキュリティは避けては通れない課題ですが、 Google Cloud なら安全なクラウド運用を実現できるため、自社が本来注力すべき生産性の高い業務に集中できます。
高速なデータ処理
Google のサービスは、データ処理が高速であることで有名です。例えば、 Google Cloud に搭載されている「 BigQuery 」というビッグデータ解析サービスでは、通常は長い時間かかるクエリを、数 TB (テラバイト)、数 PB (ペタバイト)のデータに対して、数秒もしくは数十秒で終わらせることができます。
データの処理速度は業務の生産性に直結するため、 IT 化を進める上では確実に考慮すべき大切なポイントです。この高速なデータ処理が、全世界で Google Cloud が選ばれている大きな理由の一つとなっています。
BigQueryに関して理解を深めたい方は以下の記事がオススメです。
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Google Cloud 導入はトップゲートがオススメ
過去実績が多く開発経験が豊富
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トップゲートの事例紹介は、以下をご確認ください。
トップゲートの過去の開発/制作事例紹介
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クラウドベンダーを選定する上で、技術力を持った人材が在籍していることは、事前に確認しておきましょう。技術力があるからこそ、安心して IT 化やクラウド運用に関する相談を行うことができます。
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弊社トップゲートで Google Cloud を契約する場合、お支払い方法は「請求書払い」を選択できます。毎月、同じ周期でトップゲートから請求書が発行され、指定口座への振込でサービス料金を支払います。
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まとめ
本記事では、企業の IT 化が進まないことによるリスクや、IT 化が進まない理由、 IT 化を推進するための方法まで、一挙にご紹介しました。
変化の激しい現代において、企業が生き残るためには IT 化が必要不可欠です。この記事の内容をもとに、早速 IT 化に向けたアクションを検討してみてください。
IT 化を進めるためにはクラウドサービスの導入が重要なポイントですが、数あるクラウドサービスの中でも Google Cloud がオススメです。 Google のサービスならではの様々な特徴により、企業の IT 化を強く推進します。
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