Google Meetは安全?利用前に知っておきたいセキュリティの特徴を徹底解説
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Googleが提供する会議ツール「Google Meet」は、様々な不正行為防止策が講じられている、安全性の高いアプリケーションです。
この記事では、Google Meetのセキュリティについて、基本的な安全策からカスタムして強化できる安全策まで、詳しく解説していきます。
どのようにして安全が担保されているのかを知ることができますので、これからGoogle Meetの導入を検討している方はぜひ参考にしてください。
目次
Googleが提供する会議ツール「Google Meet」
Google Meet(旧Hangouts Meet)は、Googleが提供するオンライン会議のツールです。現在Google Meetの利用時間は1日30億分以上、1日の会議参加者数は1億人を超えています。
Google Meetの主な機能は、以下の通りです。
- ビデオ・音声通話
- ライブストリーミング※
- 動画の録画&保存※
- 字幕機能
- Google、Microsoft Officeアプリとの統合機能
- パソコン以外のデバイスにも対応
※2020年9月30日以降は、G Suite Enterpriseが対象のプランです。
Google Meetには、ビデオ通話や音声通話などのWeb会議で必要とされる機能が揃っています。インターネット環境があれば場所を問わず利用できるので、テレワークでも簡単に会議を行えるのが特徴です。また、録画機能も備わっているため、欠席者のために研修用の会議を保存することも可能です。
そんなWeb会議に特化したツール「Google Meet」ですが、セキュリティ面についても気になりますよね。そこで次の章からは、セキュリティに焦点を当てて確認していきましょう。
Google Meetは安全!セキュリティの特徴を徹底解説
Google Meetの特徴は、安全なインフラストラクチャ(基盤となる施設・設備のこと)が構築されていること。
独自の海底ケーブルで複数のデータセンター繋いでいるため、遅延時間が短くなる低レイテンシが実現され、インターネット通信状況が良好となる上、安全性が強化されます。そんな独自のシステムを構築するGoogleのサービスについて、以下の項目に分けて詳しく解説をしていきます。
- Google Meetのセキュリティ対策
- Google Meetにおけるセキュリティのカスタム設定
- ユーザーのセキュリティ権限
1.Google Meetのセキュリティ対策
データの暗号化
Google Meetのデータは、自動的に暗号化された上で転送されるため、プライバシーを保護することができます。また、Web会議を録画または保存した場合でも、デフォルトで暗号化されます。
Web会議のコードを暗号化
Google Meetの会議コードは複雑な暗号で生成されるため、総当たり攻撃などの不正使用を防げます。会議コードでは、25種類10列の文字が使用されます。
また、会議コードはいつでも変更することができるため、参加者が変更された場合でも会議コードを変更することで、安全性を高めることが可能です。
機械学習によりスパムはブロックされる
G Suiteのビジネスメールツール「Gmail」では、99.9%の精度でスパムや不正ソフトウェアを検出してくれます。ウイルススキャン機能も備わっているため、Gmailから会議参加者へメッセージを送信する際や、会議映像を転送する場合でも、安全性が守られているのです。
外部機関から定期的な検証を受けている
Google Meetのみならず、Google全てのサービスはセキュリティやプライバシー、コンプライアンスにおける外部機関からの検証を定期的に受けています。
Google Meetが従うコンプライアンスは、ISO/IEC 27001、ISO/IEC 27017、ISO/IEC 27018、FedRAMP Moderate ATOなど様々です。また「Google透明性レポート」を一般公開し、透明性も保証しています。
2.Google Meetにおけるセキュリティのカスタム設定
2段階認証プロセス
総当たり攻撃によって最初の認証を突破された場合でも、2段階認証を設けることで、もう一つの認証によりブロックすることができます。Google Meetの2段階認証には、以下の通り複数の設定方法があります。
- セキュリティキーの設定
- Google認証システムアプリの利用
- Googleからのメッセージ
- SMSテキストメッセージ
Google認証システムは、Google製のアプリケーションでインストールを必要としますが、一度ダウンロードすればいつでもスムーズに利用できます。Googleからのメッセージを受信する方法では、ログインしているデバイスで直接メールを受け取ることができるので、電話番号に基づくアカウントの特定や円滑なセキュリティ操作が可能となります。
高度な保護機能プログラム「APP」
APP(Advanced Protection Program)に登録したユーザーは、より高いレベルでアカウントを保護することが可能となります。データへのアクセス制限を行ったり、不正アクセスをブロックしたり、不正使用から保護したりと、保護機能を強化することが可能です。
パスワードを複雑化する「シングルサインオン(SSO)」
シングルサインオン(SSO)とは、複数のサービスやアプリケーションにログインする際に、1つのID・パスワードでログインするシステムのこと。
アプリケーション毎に異なるパスワードやIDを設定している場合、忘れたり誤って入力できないケースがありますよね。そこでSSOを利用することで、ログインシステムを管理してもらえるため、手間を省ける上パスワードの使いまわしや情報漏洩を保護することが可能です。
SSOはG Suiteの全てのツールにおいて利用できます。そのため、複数のアプリケーションと連動してGoogle Meetを利用する場合に有益に働きます。
3.ユーザーのセキュリティ権限
参加者の管理権限
外部の人が会議に参加するためには、主催者から「Googleカレンダー」または「Meetのセッション内」で招待される必要があります。カレンダー上で招待されていない外部の参加者は、15分前に参加することができないため、開始時間の制限に役立ちます。
また、マナーの悪い参加者がいる場合には、主催者には参加者を管理する機能が備わっているので、強制退出させることが可能です。
録画の権限
会議の主催者や主催者と同じ組織に所属する人は、ビデオ会議を録画する権限が与えられています。そもそもGoogle Meetでは、画面を共有する機能が備わっているため、表計算ツールの「Googleスプレットシート」や文章作成ツールの「Google ドキュメント」などの資料を会議参加者と共有することが可能です。
画面に反映された会議資料と発言者の音声を録画できれば、会議の欠席者に転送を行ったり研修資料としての保存に役立ちます。誰でも録画できる訳ではなく、権限を必要とすることからも、情報を安全に管理することに役立ちます。
発言者の権限
主催者は、特定の参加者のマイクをミュートに設定することができます。これにより、雑音やハウリング対策が行えます。
基本的に発言はどなたでも行うことができます。発言者は「マイクの権限許可」をオンにすることで発言可能です。発言する必要が無い場合は、参加者自身でマイク音声をオフにすることもできます。
安全に会議を始めるならGoogle Meetを利用しよう
Google Meetの安全性は、ユーザーのセキュリティ権限や基本のシステムに至るまで幅広く対策が講じられています。
また、Google Meetは外部機関からの検証を定期的に受けたり、国際基準のコンプライアンスに従っていたりと、セキュリティの基準を高く保っています。Googleの専門家による監視を常時受けているのも特徴的です。
これらのことから、Google Meetなら安全性の高いオンライン会議を利用することができます。
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