Google Workspace Individualとは?概要や機能、他プランとの比較まで徹底解説!
- Gmail
- Google Workspace
- Google Workspace Individual
- グループウェア
Google Workspace Individual をご存知でしょうか? Google が提供するクラウド型のグループウェア「 Google Workspace 」のプランの一つであり、主に個人事業主やフリーランス向けのサービスです。
本記事では、 Google Workspace Individual とは何か?という基礎的な内容から、 Google Workspace Individual の機能や他プランとの比較、注意点まで、あらゆる観点から一挙にご紹介します。
目次
Google Workspace とは?
Google Workspace は Google が提供しているクラウド型のグループウェアサービスです。以前は「 G Suite 」という名前で親しまれていましたが、2020年10月に「 Google Workspace 」へ名称変更しました。
Google Workspace には「メール」「カレンダー」「オンラインストレージ」「ビデオ会議」など、企業活動において必要な機能がすべて揃っています。また、組織の生産性を高めるための業務効率化ツールが内包されている点も Google Workspace の大きな特徴です。
Google Workspace は契約しているライセンス数(契約人数)応じて、毎月決められた金額を支払う料金体系となっています。様々なプランが存在し、それぞれ料金や機能が異なるため、自社に最適なプランを選択することが大切です。
Google Workspace について詳しく知りたい方は以下の記事がオススメです。
【最新情報】G Suiteがブランド変更!Google Workspaceの料金、機能、既存契約への影響は?
Google Workspace Individual とは?
Google Workspace Individual は Google Workspace のプランの一つです。2021年7月にローンチしたサービスであり、 Google Workspace の新しいサブスクリプションとして登場しました。
Google Workspace はビジネス利用に特化していますが、 Google Workspace Individual は、主に個人事業主やフリーランス向けのサービスとなっています。通常の Google Workspace と同様、あらゆるビジネスシーンで活躍する様々な機能が搭載されています。
Google Workspace には Business エディションや Enterprise エディションなど、様々なプランバリエーションが用意されていますが、 Google Workspace Individual を利用する場合は選べるプランは一つのみです。
次章以降で、 Google Workspace Individual の具体的な内容を見ていきましょう。
Google Workspace Individual の機能
Google Workspace Individual には、主に3つの機能が搭載されています。
- Gmail
- Google カレンダー
- Google Meet
それぞれの機能について順番にご紹介します。
Gmail
Gmail は Google が提供する電子メールサービスであり、検索精度の高さと検索スピードの速さが大きな特徴です。直感的に操作できるユーザーインターフェースとなっており、 Gmail の画面から Google カレンダーなどの他のサービスへアクセスすることも可能です。
Google Workspace Individual における Gmail の大きな特徴として、様々なレイアウトを選択できる点が挙げられます。任意の画像をアップロードすることもできるので、自社のロゴを使うことも可能です。さらに、「マルチ送信」という機能を使えば、 Gmail のインターフェース上でメールマーケティングを実行することができます。
これらの機能は通常の Google Workspace には搭載されていないため、 Google Workspace Individual ならではの新しい機能となっています。
ただし、 Google Workspace では、自社の独自ドメインをメールアドレスに利用できますが、 Google Workspace Individual では独自ドメインによるカスタムメールアドレスは利用できないので、この点は注意が必要です。
ドメインとはメールアドレスの「 @ 」の後ろに続く文字列のことです。例えば、無料版 Gmail の場合は「 @gmail.com 」となり、「 @ 」よりも前の文字列はユーザーが任意で決めることが可能です。
この「 @gmail.com 」はすべての Gmail ユーザーに共通しているドメイン名ですが、独自ドメインを利用すれば「 @ 」以降を任意の文字列に指定できます。このように、世界に一つしか存在しないオリジナルのドメイン名のことを独自ドメインと呼びます。
独自ドメインは企業単位で使われることが多く、他社と差別化を図る目的で利用されています。
Gmail に関して理解を深めたい方は以下の記事がオススメです。
自社をリスクから守る!Gmail を活用したメールの誤送信を防止する方法とは?
メール運用をもっと便利に! Gmail のメーリングリスト作成方法を図解付きで解説!
Google カレンダー
Google カレンダーは、スケジュール管理を行うためのカレンダー機能です。自身の予定だけでなく、組織内でスケジュールを相互共有することで、スムーズな予定調整が可能になります。
Google Workspace Individual の Google カレンダーでは、以下のことを実現できます。
- 予約スケジュールを作成、共有する
- 予約スケジュールの開始日と終了日を設定する
- 特定の日付の空き情報を変更する
- 予約枠と予約枠の間に準備時間を追加する
- 予約件数の上限を設定する
- 予約フォームを編集する
- リマインダーメールを送信する
上記のうち、予約スケジュールは Google Workspace Individual の独自機能であり、通常の Google Workspace には搭載されていません。これは、予約スケジュールの長さや対応時間などを設定することで、簡単にオンラインで予約受付ができる機能です。例えば、クリニックや学習塾などを運営している方にとっては最適な機能だと言えるでしょう。
Google カレンダーの使い方に関して理解を深めたい方は以下の記事がオススメです。
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Google Meet
Google Meet は、大人数が同時に参加できるビデオ会議の機能です。 Google Workspace を利用していない社外の相手でも参加することができ、投影者の画面を共有することも可能です。そのため、場所・相手を選ばずに効率よく会議を進めることができます。
Google Meet のビデオ会議を3名以上で行う場合、無料版 Gmail では最大1時間までしか会議を続けられませんが、 Google Workspace Individual では24時間までに延長されます。また、ノイズキャンセルや挙手機能など、ビジネスシーンで使える嬉しい機能も搭載されています。
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このように、 Google Workspace Individual には、ビジネスシーンで利用できる様々な機能が搭載されています。なお、今回ご紹介した3つの機能以外にも Google ドライブや Google Keep など、無料版 Gmail で使える機能はすべて揃っています。
Google Workspace Individual と他プランの比較
Google Workspace Individual は、他のプランと比較してどのような違いがあるのでしょうか?
今回は以下4つのプランについて、価格と機能を比較します。
- 無料版 Gmail
- Google Workspace Individual
- Google Workspace Business Starter
- Google Workspace Business Standard
それでは、内容を見ていきましょう。
無料版 Gmail | Individual | Business Starter | Business Standard | |
---|---|---|---|---|
月額料金(税別)※1ユーザーあたり | 無料 | 1,130円 | 680円 | 1,360円 |
Gmail 独自ドメイン | × | × | ○ | ○ |
容量※1ユーザーあたり | 15 GB | 15 GB | 30 GB | 2 TB |
Google Meet 通話時間 | 60分まで | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
ビデオ会議の録画 | × | ○ | × | × |
Gmail レイアウト変更 | × | ○ | × | × |
Google カレンダーの予約スケジュール | × | ○ | × | × |
このように、 Google Workspace Individual には独自機能が多数備わっており、 Google Workspace の通常プランよりも便利に使える点が存在します。使い方次第では、とても有用なサービスであると言えるでしょう。
Google Workspace Individual の注意点
Google Workspace Individual はとても便利なサービスですが、いくつか注意すべき点も存在します。代表的なものをいくつかご紹介します。
Gmail で独自ドメインを使えない
Google Workspace Individual の Gmail では、独自ドメインを利用することができず、メールアドレスは無料版 Gmail と同じように「 〜@gmail.com 」となります。そのため、組織でグループウェアを運用する場合は、通常の Google Workspace がオススメです。
Google ドライブ容量が少ない
Google Workspace Individual の Google ドライブ容量は 15 GB となっており、無料版 Gmail と同じ容量です。そのため、大容量ファイルなどを Google ドライブに保存したい場合は、 Google Workspace Individual は不向きだと言えます。
日本語のサポートが受けられない
通常の Google Workspace は日本語サポートに対応していますが、 Google Workspace Individual のサポートは英語のみとなっています。 IT ツールをビジネス利用する場合、サポートが重要なポイントになるので、この点は必ず理解しておきましょう。
利用できる地域が限定されている
2022年4月現在、 Google Workspace Individual を利用できる国は、
- オーストラリア
- ブラジル
- カナダ
- 日本
- メキシコ
- 米国
の6つに限定されています。日本で利用する場合は問題ありませんが、念のため頭に入れておきましょう。
Google Workspace Individual がオススメな人
Google Workspace Individual はどのような方にオススメなのでしょうか?その理由も踏まえて、わかりやすく解説します。
個人事業主・フリーランスは Google Workspace Individual がオススメ
Google Workspace Individual は、個人事業主やフリーランスに最適なサービスだと言えます。
その中でも、特に Google Workspace Individual をオススメしたい方は、
- Gmail を好きなレイアウトに変更したい
- Google Meet で頻繁に長時間会議を行う
- 個人でクリニックや学習塾などを運営している
などに該当する方です。
Google Workspace Individual は好きなレイアウトで Gmail を運用できますし、時間無制限で Google Meet を利用でき、会議録画も可能です。さらに、 Google カレンダーの予約スケジュールを使えば、オンライン上で簡単に予約受付を行うことができます。
会社利用には通常の Google Workspace がオススメ
会社としてグループウェアを運用したい場合は、 Google Workspace Individual よりも、通常の Google Workspace がオススメです。
自社の独自ドメインで Gmail を運用できますし、 Google ドライブの容量も大きいため、組織全体で自社の情報資産を効率的に管理できます。さらに、日本語のサポートが受けられるため、万が一トラブルが起きた場合でも安心です。
ただし、 Google Workspace には様々なプランが用意されているため、自社に適したものを選択することが大切です。それぞれのプランの違いを正しく理解して、慎重に検討を進めてください。
Google Workspace のプランの選び方は以下の記事が参考になります。
Google Workspace はどのプランを選べば良いの?具体的なおすすめプランの選び方をご紹介!
Google Workspace 契約はトップゲートがオススメ
Google Workspace を契約する場合、 Google 直契約とパートナー契約の2種類があります。弊社トップゲートも Google から認められた正式なパートナー企業であり、 Google Workspace の提供を行なっています。
パートナー経由で Google Workspace を契約するメリットは以下の記事が参考になります。
Google Workspace(旧G Suite)導入はパートナーが必須?その役割とポイントを解説!
最後に、トップゲート経由で Google Workspace を契約するメリットをご紹介します。
請求書払いが可能
トップゲートで Google Workspace を契約すると、サービス料金を請求書払いすることが可能になります。加えて、個別相談をすることでイレギュラーな支払い方法に対応できる点は、企業にとって大きなメリットです。
円建てで運用できる
トップゲートで Google Workspace を契約した場合は、支払い国や通貨を設定する必要がないため、確実に円建てで運用できます。外貨建てでの経理処理はとても煩雑になってしまうので、この点も企業にとって大きなメリットだと言えます。
管理者の負荷を軽減できる
Google と直接契約した場合は、管理コンソール上で管理者が支払方法などを設定する必要があります。作業自体が面倒なことに加えて、間違って設定してしまうと Google Workspace のアカウント自体を削除しなければいけない事態にもなりかねません。
トップゲート契約の場合は、担当営業との打ち合わせを複数回実施するため、その内容を元に各種設定を進めていくことができます。支払い方法を管理者が設定する必要もなく、担当営業がサービス開始に向けて全面的にフォローします。
導入後のサポートが充実している
トップゲートで契約すれば、無料サポートがデフォルトで付加されています。請求、障害、基本的な使い方など、さまざまな観点から導入企業の Google Workspace 運用をサポートします。
また、プラン変更の相談も可能なため、自社の利用状況を踏まえて、プロの目線からアドバイスを受けることができます。 Google 直接契約では担当営業は付かないため、導入後サポートはトップゲート契約の大きなメリットと言えるでしょう。
まとめ
本記事では、 Google Workspace Individual とは何か?という基礎的な内容から、 Google Workspace Individual の機能や他プランとの比較、注意点まで、あらゆる観点から一挙にご紹介しました。
Google Workspace Individual はとても便利なツールであり、 Gmail のレイアウト変更や Google カレンダーの予約スケジュールなど、通常の Google Workspace には搭載されていない独自機能が揃っています。
ただし、その一方で Gmail の独自ドメインが使えなかったり、日本語のサポートに対応していなかったりなど、注意すべき点も存在します。そのため、個人事業主やフリーランスにオススメなサービスであり、企業が組織で運用するのであれば、通常の Google Workspace が最適なソリューションになります。
Google Workspace には様々な機能が搭載されており、企業に必要なあらゆるツールが揃っています。これらを活用することで、自社の業務効率化や生産性向上を実現でき、競合優位性に直結すると言えるでしょう。
また、運用負荷がかからない点やセキュリティレベルが高い点も Google Workspace の大きなメリットです。手間なく安全な環境で高品質なグループウェアを運用することができます。
そして、 Google Workspace を契約するなら、ぜひトップゲート経由でのお申し込みをご検討ください。請求書払いや円建て運用はもちろんのこと、管理者負荷の軽減や導入後のフォローまで、全面的なサポートを受けることができます。
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